SCENE 84 | 大地の鬼哭 U |
要約 | ルヴルは組織の行動、自分の推測を語り、クレアたちに情報を与える…かつてミリアに大陸の情報を与えたように。情報を与えることで戦士たちを好きなように動かしていたルヴル、それに気付いたクレアたちはルヴルが組織と敵対する側の工作員であることを察する。そして、半覚醒戦士の存在を危惧し、秘密裏に始末しようと仕向けるルヴルの思惑を看破する。ルネはリフルに強いられルシエラとラファエラの融合体の深層を探る。その意識の奥に触れたルネは夥しい妖気を感じ驚愕する。決して目覚めさせてはならぬもの、その恐怖を味い死を確信したルネはその場から逃げ去ることを決心する。 |
コメント | ミリアの協力者=ルヴル=組織と敵対する側のスパイ。ルヴルは情報操作により組織の内部破壊を企んでいたようで、やはり只者ではなかったです。また、組織は半覚醒の把握していなかったようです。パブロ山の覚醒者狩りはルヴルが仕組んだ半覚醒戦士殲滅の罠、最下位ナンバーのクレアが選出されたのは半覚醒だったため、となるとルヴルはこの時点でクレアが半覚醒であることを知っていたか疑っていたかってことになります。ルヴル鋭い。 |
SCENE 85 | 大地の鬼哭 V |
要約 | クレアたちはルヴルの齎した情報に困惑するも、当初の目的通り西へ向かう。一方、故郷へ向かうデネヴとヘレンは道中で遭遇した覚醒者と新世代の戦士たちの闘いを見物する。覚醒者狩りの戦士たちは明らかな戦力差から窮地に追い込まれていたが、デネヴとヘレンはミリアの命令もあり傍観者を決め込んでいた。しかし、ヘレンは言動とは裏腹に覚醒者の下へ飛び込み、デネヴはヘレンを制止するもそれを望んでいたように加勢する。デネヴとヘレンの協力を得た新世代戦士ディートリヒは仲間を救出し、覚醒者に止めの一撃を振りかざす。 |
コメント | 本音か建前か真意のほどはわかりませぬがルヴルは自分が育てた戦士たちを気にかけているようで、クレアやラファエラはルヴルのお気に入りらしいです。敵味方なしに会えば…といいますが、ラファエラはイレーネの仇でもあるんですよね。今回登場した新世代戦士No.8のディートリヒは戦士としての素質があり、また仁義もあり今後も活躍して欲しいです。 |
SCENE 86 | 大地の鬼哭 W |
要約 | 覚醒者を倒したディートリヒとデネヴ、ヘレンはお互いの事情を酌みその場から離散する。しかし、ディートリヒはデネヴたちの後を追い、組織に戻ることよりも義を果たすことを選ぶ。南の地へ辿り着いたデネヴたちはディートリヒの忠告、ミリアの厳命をも無視し、深淵の者の潜む町へ足を踏み入れる。イースレイと邂逅したデネヴたちはその正体をイースレイに気付かれ襲撃される。一方ディートリヒは南の地に戻ってきた『悪魔』とよばれる存在と遭遇する。 |
コメント | ディートリッヒは頭の回転が良い、足が速い、人柄が良い。デネヴとヘレンはまたしてもミリアの命令を無視。クレアだけでなくこのコンビにもお目付け役をつけておく必要があるよね。人ごみに紛れるイースレイの姿はかつての美青年の面影無く廃れている。金髪小娘の言う『悪魔』の正体は!? |
SCENE 87 | 大地の鬼哭 X |
要約 | 悪魔と呼ばれる異形の者たちが町に迫る。町ではへレンがイースレイに応戦する。ヘレンの攻撃はイースレイに届くが、攻撃をすればするほどイースレイとの力の差が歴然とする。デネヴは妖力を開放して再生し、ヘレンに加勢する。互いに相手を庇うことを考えていたデネヴとヘレンであったが、二人の性格上うまくはいかず、二人で共に終止符を打つべくヘレンも妖力を開放しイースレイに徹底抗戦を挑む。 |
コメント | 邂逅一撃を喰らうはデネヴの役割、復活したデネヴは見事な衣服の裂けっぷり。悪魔は複数の存在。イースレイを追って組織から戻ってきた。ディートリッヒをくんくんして、対象を匂いで識別している。 |
SCENE 88 | 大地の鬼哭 Y |
要約 | 町に悪魔が来襲する。悪魔の反撃に会ったヘレンは腕と片目を失う。デネヴが応戦しヘレンを助けるが悪魔の強さは手に負えない。そこへディートリッヒが助勢に加わり、悪魔の習性を利用して戦闘状態を回避する。一方イースレイは覚醒体へとなり悪魔を蹴散らすが、驚異的な再生をする悪魔は直ぐに復活してイースレイを確実に削っていく。悪魔の正体を問い詰めるデネヴたちにディートリッヒが明かした応え、それは覚醒者の血肉を使って生成された対深淵用の生命体『深淵喰い』であった。 |
コメント | 頭さえ無事なら再生しまくるということで、だから衣服は肉体に縫い付けてないと破片になったときどっかいっちゃって困るんだと妙に納得。また、己の対象だけを求めるため目口は塞がれたようです。イースレイを食すときに縫い付けられた口を開放するシーンは圧巻。 |
SCENE 89 | 大地の鬼哭 Z |
要約 | 深淵喰いは着実にイースレイを削っていく。数体の深淵喰いを潰すも、終にイースレイは堕ちる。死に際、イースレイが思い起こすのはプリシラとラキと過ごした日々であった。デネヴとヘレンは深淵喰いの秘密を知るとクレア、リフルのいる西へ向かうことを決意する。一方深淵の一角を崩した組織は西へアリシア・べスを送り込みリフル討伐を目論む。 |
コメント | 悪魔は半数以上が倒されると組織に戻るよう意識の中に組み込まれている。覚醒者狩りで得た血肉で新たに深淵喰いを生み出し補充、生き残った深淵食いと精神を同一化、この繰り返しで深淵喰いは深淵に勝る力をつけていく。イースレイは深淵喰いが嗅ぎ分ける匂いを紛らわすためにが町に潜んでいた。また、イースレイは深淵喰いの襲撃から遠ざけるためラキにプリシラを託し南の地から追い出した。策士で冷徹なイースレイだと思っていたけどその最後は哀れだなあ。 |