CLAYMORE Vol.15

SCENE 78戦いの履歴 T
要約北の戦士達はアガサの巨体を支える足を破壊する。アガサの巨体は地に墜ち、北の戦士達はガラテア、クラリス、ミアータを奪取する。アガサは覚醒体を人型の身体に纏い本来の姿で戦闘態勢に入る。しかし、本来の姿というのは嘘であり、本体が人の姿と大きさのままであること、それが流動的に覚醒体内部を移動していることをタバサに見破られる。北の戦士達はアガサの覚醒体を分断し本体を追い詰めていく。人型として晒されたアガサの本体はガラテアを人質にとり難を逃れようとする。しかし、交渉の余地も無くクレアの風斬りによってアガサは切り刻まれる。
コメントユマもちゃんと戦力になっているようで嬉しい限りです。ミアータが言った特別強いというのはミリアとクレアだと思うのですが、北の戦士達は妖気が消えているので第六感によって察知したのでしょうかね。ガラテアとクレアのやりとりで『あの時の技…まだ使えるのか?』ときた時には高速剣が見れるかと思ったら風斬りでした。妖力開放はまだ厳禁ですよね。

SCENE 79戦いの履歴 U
要約ミリアはガラテア粛正の任に渋るクラリスに組織から離反することを促し、組織を潰そうとしていることを告げる。そして組織の真意を語り始める。妖魔が組織から生まれているという仮説、刃こぼれひとつしない大剣の事実、それらが示唆する別の大陸の存在・・・。この地より遥かに大きな地上を有し、多くの人種と国が存在する世界。約一世紀前二つの大きな勢力に分かれ覇権を争うようになった。その一方の勢力の兵器として開発されたが覚醒者であり、そして覚醒者の研究、実験所がこの地であった。
コメント物話は佳境に入ってきたのかなと思っていましたが、驚愕の展開。壮大な物語が更に大きくなった気がします。でもこれまでにこの真実に行き当たる伏線はあったと思います。物語の決着が何なのか、どんな終焉が待っているのかますますわからなくなりました。

SCENE 80戦いの履歴 V
要約ミリアの口からもたらせた驚愕の真実。それを知った戦士たちは動揺する。クラリス、ミアータはガラテアと共にラボナに潜伏することになった。町との交渉の席でクレアはラキの事を尋ねる。ラキは一年ほど前にクレアを求めてラボナにやってきていた。成長したラキは少女を連れていたという。そして西の地へ向かって行った。一方、成長したラキは7年ぶりに故郷を訪れ、そこに巣食っていた妖魔と対峙する。ラキは少女の指示により妖魔を確認すると大剣をかざし妖魔を惨殺する。
コメント酔うヘレンに冷静なデネヴ、酒豪のクレア。クレイモアの酒盛りは楽しそうです。やはりヘレンはいいキャラクターですね。組織の謎が解明されたと思いきや、今度はラキに異変があったようで謎は尽きません。

SCENE 81戦いの履歴 W
要約組織のNO.6 ルネは遠くから妖気を感知していた。消えた妖気を訝しみ調査にのりだしたルネはラキと出会う。ルネは人間でありながら妖魔を見分けたラキに真相を問い詰める。ラキの連れていた少女はルネに対し反感を覚え、その正体の片鱗を見せる。少女の存在に気付いたルネは驚愕する。ラキはルネにクレアのことを訊き、またルネに言伝を頼む。そしてラキは少女プリシラと共にクレアを捜す旅路に出る。一方ラキと別れたルネは覚醒者に追跡される。覚醒者を振り切るもののそれはリフルの仕掛けた罠であり、ルネはリフルに囚われてしまう。
コメント新世代No.6 ルネ登場です、組織の"目"として任務にあたっていた戦士です。ルネ曰く、妖魔は人の力でも斬ることができ、問題はその見極めにあるらしいです。妖魔弱い…。ラキの連れていた少女=プリシラは、この数年人を食していないため体型が小さくなっているようです。そんな子連れてクレアに会いに行っちゃ駄目ですよね。修羅場だ。

SCENE 82闘いの履歴 X
要約リフルに囚われたルネは四肢の自由を奪われ拘束される。リフルは7年前に得たラファエラとルシエラの融合物を目覚めさせるため、ルネに協力を強いる。一方ラボナに終結したミリアたちは、最後の一戦を前に各々やり残した事を済ませるため各地に散っていく。クレアはシンシアとユマを連れラキの行方を追い、ヘレンとデネヴは故郷へ、そしてミリア、タバサはラボナで仲間の再集結を待つ。
コメントラファエラはルシエラを殺す事と守る事を同時に行い、その結果二人は融合してしまう。この融合体は外部からの刺激には無反応であり、内部からの刺激、つまりルネの妖力操作が目覚めさせる可能性を持つ。目覚めたルシエラは元とは違う生命体であり、どれ程のものが生まれるのかは全くの未知数である。リフルの拾得物は予想の斜め上をいくものでした。

SCENE 83大地の鬼哭 T
要約西の地ロートレクに辿り着いたクレア達は、ラキを捜しに町へと赴く。その町には妖気を消したクレイモアが三人、さらに黒服の男が二人が何かを求め行動していた。この町に潜伏していた覚醒者は戦士たちの存在を知り動き出す。その動向を察知していたクレア達は戦士たちよりも逸早く覚醒者と対峙する。ユマは戦士たちと黒服の意識を奪い、クレアとシンシアは覚醒者を惨殺する。この戦士と黒服たちの行動を推察するクレア達、そこへ現れたのは別の黒服の男。クレアは七年ぶりにルヴルと再会する。
コメント大陸の全体像と地理が解説されてます。一般的には大陸を東西南北に中央を加えた区分をし、中央の地はトゥルーズと呼ばれラボナはここに位置するらしい。序盤でこのように大陸を解説しなかったのは、他大陸の存在を匂わせないようにするための配慮でしょう。組織の会話のなかで情報をまとめるのが遅すぎたとの発言がありますが、西の地である人物が囚われたと推測できるような情報を有していたのですから、組織の情報力も侮れません。


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