CLAYMORE Vol.13

SCENE 70抗しうる者 V
要約レイチェルの一太刀を浴び切り裂かれるリフル。レイチェルは更に止めの一撃を放つ。しかしリフルはその攻撃をあっさりかわし、続く攻撃もものともしない。オードリーはリフルの傷口を狙うが全く効果がなく、リフルの隠された本当の妖力に気づき驚愕する。オードリーとレイチェルを捕えたリフルは二人を覚醒させようとするが、そこへミリアたちが現れ二人を救出する。リフルの虚を突いたミリアたちは戦闘を交えることなく四方に散る。しかしクレアはその場に留まりリフルと対峙する。
コメントやはりは噛ませ犬だったオードリーとレイチェル。そしてミリアたちの救出劇。見開きで4人が揃っている場面は壮観、カッコイイです。流石はクレア、"散れ"の命令にも反してリフルと対面します。

SCENE 71抗しうる者 W
要約クレアはリフルに北の戦乱後の情報を訊く。リフルはクレアが仲間になることを条件に情報を与えた。7年前、リフルはルシエラとの対戦で深手を負ったイースレイを討ちに南の地へ向かった。しかしそこでリフルは自分を上回る強さを持つプリシラの存在を知る。イースレイはプリシラとの戦いに敗れ、プリシラの軍門に下っていたのだった。勝てないことを悟ったリフルは闘うことなく退散した。情報を得たクレアであったが、リフルの仲間になることは拒否しその場から逃げきる。
コメントプリシラの存在を隠すための策。策士イースレイが見事というかこの展開を考えた八木先生が見事ですかね。リフルの考えているプリシラ対策とは、面白いものとは何なのか、謎が解明したと思ったらまた新たな伏線の登場で目が離せませぬ。

SCENE 72抗しうる者 X
要約ミリアたちはリフルに囚われた新世代戦士たちを救出し、オードリーに組織の情報を訊く。オードリーはミリアたちに組織の現状について全てを語らなかったが、アリシアの完成とガラテアの情報を与える。一方組織から新たな任務を与えられ行動していたクラリスたちは覚醒者に遭遇する。妖気も感知できず全く太刀打ちできないクラリスであったが、ミアータが覚醒者を惨殺する。そして組織がクラリスたちに与えた任務とは離反者ガラテアの討伐であった。
コメントアリシア・ベス・ガラテアが存命との確認ができ、ひとまず安心安心。オードリーから情報を聞き出すミリア、相手のプライドを突く巧妙な駆け引きでした。ミアータはまだ幼く、装備も子供サイズでリフルといい勝負です。

SCENE 73幼き凶刃 T
要約ミアータを手懐けたクラリスは組織よりガラテア粛正の任務を与えられた。ガラテアの広範囲の妖気探知を掻い潜るため、ミアータに妖気を消す薬を飲ませ続けるのがクラリスの仕事であった。ミアータは研ぎ澄まされた五感と、さらにそこから生まれる六番目の感覚によりガラテアの居所を捜す。異質な空気を感じとってそこへ向かっていくためか、クラリスたちは幾度も妖魔や覚醒者たちと闘うこととなる。その闘いの度にクラリスは負傷し危険な目に遭い、また化物たちを次々に惨殺していくミアータに恐怖を覚える。
コメント覚醒者であっても瞬殺されていたこの頃にあって、クラリスが妖魔相手に梃子摺るってのは最下位NO.らしくて良いですね。それに比べミアータの強いこと。NO.1に匹敵する力を持つとは末恐ろしい子です。

EXTRA SCENE 1戦士の矜持
要約組織の仕事をこなす微笑のテレサのもとに黒の書が届く。送り主は組織のNO.2 ローズマリーからのものだった。ローズマリーはテレサが現れるまではNO.1であった。そしてテレサと闘わずしてNO.1を奪われたことが解せなかった。ゴルダの丘にテレサを誘き寄せたローズマリーはテレサに挑む。このとき既にローズマリーは覚醒しており、覚醒体となってテレサに襲い掛かる。しかし、妖力開放したテレサは圧倒的な力の差を見せつけローズマリーを葬る。
コメント矜持とは自負、プライドのこと。戦士の中にはナンバーに確執する者も多いようです。今までからすると NO.1戦士の覚醒=深淵の者級 という展開だったのに元NO.1のローズマリーはテレサにあっけなく倒されてしまいました。テレサの強さが圧倒的だというのも感じられますが、ローズマリーが歴代NO.1戦士と比較して遜色している感は否めないですね。

EXTRA SCENE 2幻影と凶戦士
要約南進するミリアたちはある戦士の大剣を見つける。ミリアはその大剣の持ち主ヒルダの事を回想する。ミリアはかつてのNO.6 ヒルダのチームで覚醒者討伐に参戦する。ヒルダはミリアの才能を見出し助言を与える。そしてまた共にチームを組むことを約束する。NO.8になったミリアはNO.4 オフィーリアと共にチームを組み覚醒者討伐に臨む。対峙した覚醒者は強大な妖力を秘めながらもその力を抑制していた。止めの一撃を放ったミリアはその時覚醒者がヒルダであることに気付く。ヒルダの覚醒に悲しみ激昂するミリアは感情に流され妖気を暴走させる。
コメント斬り裂く者たちで明かされなかったミリアの過去、半覚醒の切っ掛けとなった話です。オフィーリアの凶行は相変わらず容赦ないです。この件を機にミリアは組織への復讐を誓うことになりましたが、オフィーリアへの憎悪も深いですね。しかし、"おしっこよ レディにそんな事聞くもんじゃないわ"と言うオフィーリアは愛らしいですね。過去には悲しいことがありましたが、新たに戦友を得たミリアに笑顔が戻って良かったです。


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