アニメのレポート

※ ネタバレ注意



エンジェル伝説 (OVA)
原作 八木教広
監督 貝澤幸男
脚本 酒井直行
キャラクターデザイン・作画監督 伊藤尚往
製作 東映ビデオ

キャスト
北野誠一郎飛田展男
小磯良子桜井智
黒田清吉石井廉嗣
児島猛中田和宏
竹久優二津久井教生

ACT. 1最「恐」顔登場 !! の巻き
要約北野くん転入 〜 番長グループ制圧 〜 竹久くんが舎弟になる まで。
コメント全体的に上手くまとめて編集してあり、原作を忠実に再現していると言っていいと思う。北野くんの転入日が平成8年6月1日で父親の急な転勤によるものといった設定や 竹久くんのカバンに名前が書いてあったりと 原作にはなかった細かなところもありファンとしては嬉しい限り。北野くんの奇声も笑、ほんとはもっと聞き取りづらいんだろうけど。大満足のアニメです。

ACT. 2伝説の幕開け !! の巻き
要約北野くんがサイフを拾う 〜 白雲高校との全面抗争 まで。
コメント北野くんがサイフを拾い白雲高校に乗り込むという話の流れに無理がなく非常にスムーズ。白雲との抗争のときの演出がgoodです、傘とか T・F・α とか 北野くんの奇声とか。最後に校長が影の七人に連絡を取る場面と、良子が北野くんと邂逅する場面が登場します。なのに続きが作られていないことが非常に残念。良子なんて声優もキャスティングしてあるのに・・・。




CLAYMORE
原作 八木教広
監督 田中洋之
シリーズ構成 小林靖子
キャラクターデザイン 梅原隆弘
美術監督 緒続学(KUSANAGI)
音響監督 本田保則
アニメーション製作 マッドハウス
OPテーマ曲 『レゾンレートル』 ナイトメア
EDテーマ曲 『断罪の花 〜Guilty Sky〜 』 小坂りゆ


キャスト

クレア桑島法子テレサ朴ろ美ラキ高城元気
ザキ石田彰ルヴル平田広明エレナ川澄綾子
シド吉野裕行ガーク堀江一眞イレーネ高山みなみ
ノエル竹内順子ソフィア豊口めぐみミリア井上喜久子
デネヴ武田華ヘレン長沢美樹ガラテア折笠愛
オフィーリア篠原恵美ガラテア雪野五月ジーン三石琴乃
リフル水樹奈々ダフ浜田賢二フローラ松来未祐
ウンディーネ石塚理恵ベロニカ渡辺明乃シンシア宮川美保
イースレイ遊佐浩二リガルド優希比呂


SCENE 01大剣
要約ラキは妖魔退治にやってきたクレイモアに興味を持つ。ラキの兄に化けていた妖魔であったがクレアによって惨殺される。村を追放されたラキはクレアのあとを追いかけるが、妖魔の罠にはまり人質となってしまう。クレアは身を挺した戦いで妖魔を倒し、結果的にラキを助ける。過去の自分とラキを照らしあわせたクレアはラキを料理番として連れて行くことに。
コメント内容は原作のSCEAN.1と3にほぼ一緒。原作と違うところを探すのも面白いですね。クレアの名を訊きだすタイミングは、やはり原作通りの方がしっくりくるのではないかと思いました。

SCENE 02黒の書
要約組織の連絡役ルヴルはクレアに黒の書を渡す。半人半妖の身はやがて妖魔になってしまうことを知ったラキはクレアの後を追いかける。しかし妖魔へとなりかけていたのはクレアの友であるエレナであった。仲間同士で殺すことを止めさせようとするラキであったが、クレアはエレナを人として死なせるために大剣を振るう。
コメント冒頭で原作のSCENE 2の一部、あとはSCEAN 4にほぼ同じ。原作にはなかったクレアの過去映像があり、身を寄せて慰めあうクレアとエレナが登場します。

SCENE 03まほろばの闇
要約聖都ラボナから妖魔退治の依頼を受けたクレアは妖気を消す薬を飲み街に潜入する。ラボナの警備兵シドとガークは夜間行動をするクレアを怪しみ攻撃をしかける。その戦闘の最中、聖堂から悲鳴があがり、駆けつけたクレアはそこで妖魔と遭遇する。シドとガークを庇いながら闘かっていたクレアは不意を衝かれ瀕死の負傷をうける。
コメント原作のSCEAN 5〜7の途中までにほぼ同じ。屋根上での戦闘シーンは見ごたえがありました。娼婦の色目のくだりは原作通り使われていたのがうれしかったです。

SCENE 04クレアの覚醒
要約一命を取り留めたクレアは潜伏する妖魔を見つけ出すため聖堂に司祭ら全員を集めた。しかし妖魔は聖堂に安置されているミイラに化けており、近くで待機していたラキに襲い掛かる。クレアはシドとガークの協力を得、死力の末に妖魔を倒す。しかし妖力の使いすぎで妖気が暴走してしまう。クレアは妖魔化する前に自らの意思で死のうとするが、ラキの必死の思いが妖力の暴走を止め、クレアを助ける。
コメント原作のSCEAN 7〜11にほぼ同じ。妖魔改めの際、シドが言った"この街は俺たちの街だぜ"っていう台詞が個人的に好感です。原作では"いかれてやがるぜ"でした。最後にシドがクレアの唇を奪うシーンがカットされていたのも印象的でした。

SCENE 05微笑のテレサ
要約テレサはテオの町に潜む妖魔たちを惨殺する。そこでテレサは妖魔に囚われていた少女と出会う。執拗につきまとう少女を邪険に突き放していたテレサであったが、少女の安否を気遣い次の町まで連れて行くことに。心を閉ざし口をきくことのできない少女にクレアと名付ける。
コメント原作のSCEAN 12〜14にほぼ同じ。テレサの声が想像よりクールでツンツンしてました。これからのデレっぷりが楽しみです。ちびクレアは髪が栗色で服が桜色、可愛いかったです。原作と違うのはテオの町から報酬を受け取ることとクレアの食べていた食物くらいでしょうか。

SCENE 06テレサとクレア
要約リグに襲われたテレサをクレアが助けに入る。テレサはクレアを守るためリグに刃を向ける。衣服がはだけたテレサの身体を見たテレサは自分の思いを声にだしてテレサに伝える。クレアの気持ちを知ったテレサは涙を流しクレアを抱擁する。テレサは人として生きることがクレアの幸せだと考えロクトの町にクレアを預ける。しかし間もなくロクトの町は盗賊たちに襲われクレアもひどい怪我を負う。テレサはその場にいた盗賊たちを皆殺しにし、組織の粛清の対象となってしまう。しかしテレサは組織を離反しクレアと共に生きる道を選ぶのであった。
コメント原作のSCEAN 15〜17にほぼ同じ。今回は感動シーン満載です。クレアの泣きっぷりが良かったです。リグは原作より狂乱っぷりが増してましたね。ロクトの町へ急行するテレサはすごかったです。馬がいらないってのもあの移動シーンをみたらうなずける。

SCENE 07死者の烙印
要約テレサ討伐のため組織のNO.2〜5が集められた。その中の一人プリシラは最近印を受けてNO.2に上りつめた戦士であり、その潜在能力は計り知れないものであった。宿で寛ぐテレサとクレアたちのもとへ討伐隊が現れ、攻撃をしかける。テレサは妖気を極限まで抑えて闘えるプリシラに苦戦するものの、徐々に地力の違いを見せつけ討伐隊を圧倒していく。
コメント原作のSCEAN 18〜21途中までにほぼ同じ。テレサ討伐隊はそれぞれの個性が出ており、髪の色もそれぞれ微妙に違っていました。戦闘シーンは全体的に迫力があったのですが、高速で動く剣を表現するのはやっぱり難しいかなと感じました。抜き身の見えない高速剣はかっこよかったです。妖力開放は過剰演出しすぎではないかと思いました。

SCENE 08覚醒
要約妖力を開放しテレサに挑む討伐隊。しかしテレサの圧倒的な強さの前では成す術も無く倒される。テレサは恐怖で身動きできないプリシラに対して情けをかける。しかし、怒りで我を忘れるプリシラは更に妖力を開放し再び襲い掛かる。強大な妖力を開放させ闘うプリシラであったが、テレサは目の色が変わる程度の妖力開放でプリシラをあしらう。更に妖力を開放させたプリシラは限界点を超えてしまい、人の側に戻ることができなくなってしまう。プリシラは人として死ぬことを懇願するが、一瞬の隙を突いてテレサを瞬殺、そのまま覚醒してしまう。
コメント原作のSCEAN 21途中〜24途中まで。アニメでは残酷なシーンが減るんだろうなと思っていたら強烈でした、プリシラ恐ろしい。テレサに蹴られて血反吐を吐くノエルや斬られて顔を歪めるソフィア、原作で出番が少なかった分アニメで見られて喜んでいたら、あのやられ方、容赦なしですね。原作みたいにノエルかソフィア、実は生きているんじゃ?なんて思う余地はありませんでした。テレサのことを想うと悲しいけど、テレサ編のクライマックスに相応しい出来だと思います。

SCENE 09斬り裂く者たちT
要約一人残されたクレアはテレサの亡骸を抱え黒服の男を捜し歩く。そして自らの意思で組織の門をたたいた初めての者になった。クレアはテレサの敵を討つため異常食欲者との闘いを望んでいた。ルヴルは無茶な戦いをするクレアに覚醒者狩りの任を与える。覚醒者狩りのメンバーはリーダーのミリアにヘレンとデネヴ。覚醒者狩りに向かったミリアたちはそこで男の覚醒者と遭遇する。
コメント原作のSCEAN 24途中〜26まで。クレアは異常食欲者=覚醒者ってことを知らなかったのでしょうか?それにクレアはラボナの妖魔が異常食欲者だと思っていたようですね。原作を読んだときには、ルヴルの説明を聞くまでもなく戦士たちにとって覚醒者のことは周知の事実だと思っていました。今回からミリアたちの登場です。ミリアは容姿よりも声が少し大人っぽい印象でした。でもミリアは古株だと思われるので大人っぽくてもいいのかなと思いました。そしてやはりヘレンは陽気で、デネヴはクールでした。

SCENE 10斬り裂く者たちU
要約強力な覚醒者を前に遅れを取るミリアたち。男の覚醒者の経緯を語っていたミリアは、覚醒者の言葉からこのメンバーが集められた真意に気付く。圧倒的な力の差の前にやがてはミリアも倒されてしまう。この絶望的な状況の中、クレアは相手の妖気を読むテレサの闘い方で覚醒者に迫る。まだ修行不足のクレアにミリアが助勢し、満身創痍ながらも覚醒者を倒す。
コメント原作のSCEAN 27〜29途中まで。ガラテアに男覚醒者のことを説明するエルミタ。その他にも原作とは台詞が違うところもちらほらと。アニメから察するにこの男覚醒者はミリアたちが集められた理由も知っているようでした(というか原作では"間違い"を指摘しただけで、それがミリアたちが集められた理由に繋がるのかと)。今回は戦闘シーンの割りに止まっている絵が多かった気が。でも幻影が見れたのは良かったです。

SCENE 11斬り裂く者たちV
要約ミリアは今回の覚醒者討伐に疑問を感じ、クレアたちに覚醒しかけたことがあるかを問う。そしてメンバー全員が覚醒しかけた問題児であることを確認し、今回の任務に裏があると仮定する。ミリアは組織への復讐の意思を語り、また自分たちの置かれている現状、半覚醒という状態を説明する。今後の対処、組織への注意を促し、ミリアたちは再会を誓いそれぞれの任務へと戻っていく。
コメント原作のSCEAN 29途中〜31途中まで。今回はミリアの過去の回想が原作に手を加えた仕上がりになっていました。その回想内でミリアが嫌悪する相手、オフィーリアが登場してます。しかしここでドSのオフィーリアをあからさまに出しちゃうと、果て無き墓標のオフィーリア登場のインパクトが薄れてしまう気がします。

SCENE 12果てなき墓標T
要約覚醒者狩りの任務を与えられたクレアはゴナールへ向かう。そこで合流した仲間はNO.4のオフィーリアであった。オフィーリアは半覚醒状態のクレアを怪しみ、力ずくで押さえ込む。さらにクレアを助けに入ったラキにも攻撃を仕掛ける。そこへ覚醒者が現れ、ラキを捕食しようと3人に襲い掛かる。クレアは限界を超えた妖力開放を行いラキを助け、ラキと共にその場から逃走を図る。一方、覚醒者はオフィーリアに襲い掛かるが、オフィーリアによって惨殺される。
コメント原作のSCEAN 31途中〜34まで。オフィーリアが凶戦士ぶりを遺憾なく発揮。原作ではもう少しカワイイ部分があった気がします。台詞も原作とは違う部分が多々あり、オフィーリアの台詞は声とも合って良かったのではと思います。クレアの足の切断は改めてみてもやはり残酷さがあり、相変わらず容赦ないアニメだな〜だがぞれが良いと感じました。

SCENE 13果てなき墓標U
要約クレアは妖気読みを駆使しオフィーリアと応戦するが、オフィーリアの技・漣の剣を防ぐことはできず追い詰められてしまう。クレアは右腕を切断され、止めの一撃を受け谷底へ転落してしまう。これはクレアの考えた策であり、致命傷を負うことで自らの死を演出しようとした。しかし、オフィーリアはこの策を見抜き、クレアの右腕を切り刻み、さらに左手までを奪う。成す術のないクレアの前にかつてのNO.2、高速剣のイレーネが現れクレアを助ける。クレアはイレーネの下で高速剣を教わる。一方オフィーリアはイレーネにやられた怒りに身を任せ覚醒してしまう。
コメント原作のSCEAN 35〜37まで。オフィーリアが通り名の引き合いとして使ったのは、原作では"黒のアリシア"と"幻影のミリア"であるのに対し、アニメでは"幻影のミリア"と"風斬りのフローラ"の組み合わせでした。今回もオフィーリアの声は良かったですね。

SCENE 14闘う資格
要約クレアは高速剣の会得に励むがイレーネの高速剣には遠く及ばない。そんなクレアにイレーネは自身の右腕を切り落としクレアに託す。テレサの想い、イレーネの想いを汲み取ったクレアはその想いと共にイレーネの右腕を受け継ぎ旅立つ。クレアと別れたイレーネのもとには組織の追手ラファエラが現れる。一方、クレアは覚醒したオフィーリアと遭遇する。戦闘の最中、オフィーリアは自分が覚醒してしまったことに気づき悲嘆、激昂する。クレアの闘う姿勢を見ているうちに自分を守るために命を懸けた兄のことを想い出し、兄に対する感情をクレアにぶつける。死力の末クレアはオフィーリアを倒し、オフィーリアの意思をも受け継ぐ。
コメント原作のSCEAN 38〜40まで。オフィーリアの最後、水面下に沈んでいく場面がとても印象的でした。声や口調がなんともオフィーリアの性格と感情にマッチしていたし、髪が解け水面に漂う姿でオフィーリアの可愛さを漸く垣間見ることができました。

SCENE 15魔女の顎門 T
要約ラキを捜し求めハメルの町に辿り着いたクレアは町の少女からラキの情報を得る。またこの町には覚醒者狩りの一団が滞在していた。覚醒者狩りに向かったジーンたちは覚醒者のダフとリフルに囚われてしまう。瀕死の負傷を負いながら覚醒者のもとから脱出したラケルは町に助け(組織に連絡)を求める。仲間の窮地を知ったクレアは覚醒者討伐に助勢する。一方覚醒者は捕えた戦士たちを無理やり覚醒させようとする。限界を超えたカティアは覚醒体となってしまう。しかし力の弱さを見限られたカティアはダフに潰されてしまう。そして覚醒者はより強い力を求めてNO.9のジーンを覚醒させようとする。
コメント原作のSCEAN 41〜42まで。原作では不明だった町の名がハメルだと判明。ジーンやリフル、ダフの声があまりにもはまっていました。原作ではダフは人間の姿のときも頭悪そうなしゃべり方のように描かれていましたが、アニメでは普通にしゃべってました。覚醒体となったときのしゃべり方は健在のようです。

SCENE 16魔女の顎門 U
要約覚醒者の住まう城跡へとやってきたクレアはそこで強大な妖気を持つダフと邂逅する。ダフの攻撃を受け追い詰められたクレアのもとに組織の追手ガラテアが現れる。ガラテアの妖力操作に苦戦するダフを見かねたリフルはガラテア達の前に姿を現す。リフルの助言を得たダフは形勢を逆転させガラテアを追い詰める。ガラテアを救うためクレアは限界を超えた妖力開放をする。ガラテアは限界を超え元に戻れなくなったクレアを引き戻す。そしてダフを討つためクレアをジーンの救出へ向かわせる。
コメント原作のSCEAN 43〜46途中まで。ガラテアの”もっと飯を食え”という台詞が聞けたのが嬉しかったです。”あれほど大きくて禍々しい妖気は・・・私は過去に一度しか知らない・・・”という原作のくだりがアニメでは抜けてました。原作のこの台詞はプリシラの強さを示唆する表現、また伏線であったと思います。ただ普通の少女のクレアが感じたプリシラの妖気ってのは当てにはできませんが。

SCENE 17魔女の顎門 V
要約クレアは覚醒体となったジーンを目の当たりにする。だがジーンの心はまだ人として留まっていた。クレアはガラテアが自分にしたようにジーンを元に戻そうと試みる。奇跡的に助かったジーンはクレアと共にガラテアのもとへ駆けつける。クレアは高速剣をダフの妖気だけに反応させジーンを援護し、ジーンは強力な突きをダフへ叩き込む。ダフに致命傷を与えるものの、止めの一撃はリフルによって阻止される。覚醒体となったリフルはクレアに北の深淵の者 イースレイの情報を与え、その場から瞬時に姿を消す。
コメント原作のSCEAN 46途中〜49まで。最後に北の地のエバたちが登場、これは原作SCEAN 50の冒頭です。原作SCEAN 49の最後のアリシアとリムトのやりとりがなかったです。今回のジーンたちの台詞は原作の方が熱いかなという感じがします。そしてアニメでは覚醒体から元に戻ったジーンはパンツを履いているような気が・・・。

SCENE 18北の戦乱 T
要約クレアとジーンの前にルヴルとラファエラが現れる。ルヴルはクレアに北の地での任務を与える。北の地に集結する戦士たち、その任務は北の地で群れを成す覚醒者たちの討伐であった。クレアは北の地でミリア、ヘレン、デネヴと再会する。作戦決行前夜、半覚醒戦士たちは再会を祝すとともに情報を交わす。その最中、北の覚醒者の斥候がピエタの町に降り立ち奇襲する。ミリアを筆頭に戦士たちは各チームに別れ覚醒者たちに応戦する。
コメント原作のSCEAN 50〜52まで。ルヴルが齎したラキの情報はラキが北の地に向かったというものでした(原作ではラキは奴隷商人に捕まり北の地に送られた)。このラキの扱いの違いが今後の展開に関係しそうですね。それにしてもラキは何を当てにクレアを捜し歩いているのでしょうか。

SCENE 19北の戦乱 U
要約フローラチーム、ウンディーネチームは妖力操作を行う覚醒者に応戦する。ウンディーネは覚醒者の妖力操作の術中に嵌り身動きが取れなくなるが、デネヴとクレアにより助けられる。ジーンチーム、ベロニカチームは負傷した仲間をかばいつつも巧みなコンビネーション攻撃で覚醒者を倒す。ミリアチームはミリアの活躍で覚醒者を難なく討伐する。一方北の地に赴いたラキは廃墟となった町でプリシラとイースレイに出会う。
コメント原作のSCEAN 53〜54途中までとラキがプリシラと出会う場面。アニメではラキが北の地で亡くなった戦士たち(エバたち?)の大剣を確認しているシーンがありました。また、妖力操作による強制覚醒はなく、クレアやデネブは自ら限界点を超え妖力操作を断ち切っているようでした。ジーンは敵に悟られないようにではなく堂々と腕を回転させてましたね。

SCENE 20北の戦乱 V
要約戦士たちの中には今回の覚醒者との戦闘で怖気づく者、仲間を疑う者もいた。ウンディーネは覚醒への恐怖で震えていたが、デネヴの話をきくうちに恐怖が払拭する。フローラはクレアの右腕を不審に思い、クレアに質す。そしてクレアの想いを知ったフローラはともに生き抜くことを誓う。一方、ラキはクレイモアたちがピエタに集まっていることを知り、イースレイたちとともにピエタへ向かう。イースレイはリガルドにピエタ尽滅の命を下し、27の覚醒者を送り込む。
コメント原作のSCEAN 54途中〜56まで。といっても原作とは少し異なってきました。ウンディーネとデネヴのやりとりでは口が軽いヘレンの介入やデネヴの過去映像などが追加されていました。デネヴの過去は映像化すると更に痛々しかったです。フローラ対クレアの戦闘シーンはなく、イレーネに興味津々なフローラがクレアの過去を聞きだします(ジーンも加わって)。ヘレンは持ち前の明るさで仲間と接する場面があります。

SCENE 21ピエタ侵攻 T
要約覚醒者たちの襲撃により幾人かの戦士は命を落とす。しかし戦士達は各隊の長を中心に戦力的不利な状況を打破していく。リガルドは北の軍勢の戦況を悪化を避けるべく自ら参戦し、各隊の長を惨殺していく。一方、イースレイたちと南下していたラキは人間の内臓を食しているプリシラを目撃する。プリシラが人間でないことに気付いたらラキは苦悶する。
コメント原作のSCEAN 57まで。覚醒者との攻防で戦士たちは酷い殺され方でした。原作では描かれてなかったのに。リガルドに襲われた隊長たちは原作どおりの末路を辿っています。ベロニカは瞬殺されたときシンシアの憤慨する姿が無かったのが残念。ウンディーネは多少リガルドに抵抗していました。ジーンは突きを放ちましたがあっさりかわされ死亡。フローラは原作どおり真っ二つ。またラキがプリシラが人間でないことに気付くというアニメオリジナルの展開をしています。

SCENE 22ピエタ侵攻 U
要約ミリアを狙うリガルドに対しクレアたちは必死の攻防をする。しかし力の差は歴然としており、リガルドはクレアたちを歯牙にも掛けない。ミリアは幻影で応戦するがそのスピードもリガルドに捕らわれてしまう。クレアは必死にミリアを助けようとするが追いつけず、自身の遅さを悔やみ、更なる疾さを切望する。一方、ラキはプリシラがクレイモアの成れの果ての姿だと知り、複雑な心境に至る。ピエタにクレアがいる情報を得たラキはイースレイたちのもとを離れピエタに向かう。
コメント原作のSCEAN 58まで。前回に続きピエタに向かうラキがアニメオリジナル。一般の人からピエタにクレイモアの最下位NO.がいるという情報が齎されたことに違和感を感じました。また、ミリアを死守しているとき、デネヴの"ミリアに任せろ!"って台詞はデネヴらしくない気がそこはかとなくします。そんな消極的な台詞の後に、ウンディーネの仇に傷ひとつつける事すらできなかったと泣かれても説得力に欠けるのではないかと思います。

SCENE 23臨界点 T
要約足のみを覚醒させたクレアはリガルドを上回るスピードを得る。クレアはリガルドの腕を切断しミリアを助ける。しかしクレアは自身のスピードを制動することができず、また不自然な覚醒は負担となり苦戦する。更なる力を求めるクレアは闘いのなかでスピードの制御を習得し、リガルドに打ち勝つ。一方、ピエタの町に辿り着いたラキはそこでクレアを見つける。クレアは今にも覚醒しそうな状態であり、その姿を見たラキはクレアが覚醒者になってしまうことを危惧する。
コメント原作のSCEAN 59まで。終盤へ向けてのアニメオリジナルの展開を見せています。怪我を負った戦士たちは屋内へ一時避難、ジーンも運ばれてきて一命をとりとめました。ラキの闖入がありヘレンたちの手を焼いていました。クレアは足のみの覚醒に留まってスピードも制御可能となり、リガルドを粉砕していました。リガルドが本気で闘うのは対イースレイ以来らしく、プリシラとは闘ったことがないらしいですね。またプリシラがクレアの妖気に反応していたりと意味深な場面も見られました。

SCENE 24臨界点 U
要約クレアの妖力は暴走し自身の意識で制御できないほどになっていた。クレアの妖気にテレサの面影を見たプリシラは家族が妖魔に惨殺されたこと、テレサ討伐のことを思い出す。記憶を取り戻したプリシラは妖力を解き放って覚醒体へとなり、再びテレサ討伐に向かう。一方、プリシラの妖気を感じたクレアもテレサの仇を取りにプリシラのもとへ向かう。クレアの後を追いかけるミリア、ヘレン、デネヴは、北の地を監視するガラテアに出会う。ガラテアの助言を得たミリアたちはクレアの助勢に向かう。ピエタでは瀕死のジーンがクレアを助けるため立ち上がり、ジーンの言動によって臆していたラキもクレアのもとへ向かう。
コメントほぼアニメオリジナルの展開。リガルドを倒したことを喜ぶヘレン。この後覚醒寸前のクレアの首を落とそうとするヘレンは原作と同じでしたが、原作ではここでジーンが現れてクレアの暴走を鎮めます。代わりにジーンはラキを奮い立たせています。ウンディーネ隊長の体剣を携えるデネヴは原作とはシチュエーションが違いますがアニメでも健在。シンシアとタバサは戦士たちの看護役。ガラテアは北の地を監視する"目"として登場。プリシラは記憶を取り戻した際、一時は罪の意識に苛まれるようでしたが、覚醒体となった後は豹変し非情な一面を見せてくれました。イースレイは未だに傍観者としてプリシラとクレアの戦局を見つめてます。

SCENE 25誰が為に
要約プリシラと対峙するクレア。プリシラはクレアの攻撃をものともせず、簡単にクレアをねじ伏せる。窮地に陥るクレアをミリアたちが助勢する。記憶の錯乱するプリシラは自分を殺そうとする戦士たちを妖魔側だと判断し襲い掛かる。プリシラは更に妖力を解き放ちその姿を変貌させる。プリシラの圧倒的な力の前にミリアたちは瀕死の状態に追い込まれる。仲間の危機、自分の存在意義を思うクレアは更なる力を切望し両腕をも覚醒させる。クレアのもとへ到着したジーンとラキは四肢覚醒となったクレアの姿を見つめる。
コメントアニメオリジナルの展開。プリシラの覚醒体から更に変身という点を除けば前回の内容を踏まえてセオリー通りの展開だと思います。局面と役者が揃いました。この展開上、プリシラもしくは四肢覚醒クレアの強さは原作の設定と全く違うのだと思います。記憶が錯乱するプリシラは家族に加えイレーネさんたちを殺したのもテレサだと思っているようです。博識なミリアはクレアとプリシラの因縁について察していました。またジーンもクレアの過去について知るところがあるようでした。

SCENE 26受け継ぐものへ
要約クレアとプリシラの壮絶な闘いが始まる。ミリアたちはこの次元の違う闘いをただ見守ることしかできなかった。プリシラに打ちのめされるクレアであったがテレサのことを想い出し反撃にでる。クレアの猛攻を受けたプリシラは人の姿へと戻ってしまう。プリシラに止めを刺そうとするクレアの前にラキが立ちはだかる。ラキは殺し合いをやめることを懇願する。クレアはラキの説得に反応するも覚醒する身体を御することはできずラキに襲い掛かる。自らの身を挺してラキを救い出したジーンはクレアの覚醒を収めようとする。ジーンは命と引き換えにクレアを救う。
コメントラキの力ではクレアを救うことはできず、原作同様ジーンによる感動的なシーンを展開してくれます。ジーンの台詞は心に響きます。ガラテアが参戦しなかったことが残念。クレア救出後、ここでまたプリシラが不意打ちをしたら・・・と思いましたが、戦意喪失のプリシラはイースレイによって連れ去られてしまいます。人へと引き戻されたクレアはプリシラを討つという目的は失いましたが、テレサが望んだ生きる道を歩み出します。ミリアたちも再会を誓いそれぞれの道を歩み出します。話の終盤にかけて原作とは全く違うアニメオリジナルのストーリーが見れたことが嬉しい限りです。この続きがどうなるのか解りませんが、プリシラや深淵の者、組織は依然健在であり、ミリアは組織への復讐を、デネヴとヘレンは友の弔い合戦をするようです。殺し合いは駄目だとラキに諭されたクレアだけ復讐劇の舞台から降りたのだとしたら、それはちょっぴり心残りな気もします。




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